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玉山鉄二×佐倉泰輔役を分析|『告白―25年目の秘密―』でのキャスティング理由

2026年7月11日スタートの日本テレビ「土曜ドラマ」枠『告白-25年目の秘密-』で、警視庁刑事部捜査第一課の刑事・佐倉泰輔(43)役を演じる玉山鉄二。麻里子のお見合い相手として物語に絡みながら、麻里子の周辺で起きる不審な出来事を追う立場でもある佐倉泰輔は、恋愛と事件、2つの軸を同時に背負うキーパーソンです。この一筋縄ではいかない役どころには、大河ドラマ4作品への出演や数々の刑事・捜査幹部役で培ってきた、玉山鉄二の実力派俳優としてのキャリアがそのまま反映されていると言えます。

玉山鉄二といえば、1999年のテレビドラマデビューから数えて27年、2001年の『百獣戦隊ガオレンジャー』で一躍注目を集めてからでも25年というキャリアを積んできた俳優です。『天地人』『八重の桜』『西郷どん』『どうする家康』とNHK大河ドラマに4作品出演し、2014年にはNHK連続テレビ小説『マッサン』で朝ドラ初出演・初主演も経験。近年は『緊急取調室』『スティンガース』『北方謙三 水滸伝』と刑事・捜査組織の幹部役が続いており、『告白-25年目の秘密-』の佐倉泰輔もその延長線上にある起用です。

このページでは、玉山鉄二 経歴と代表的な出演作を時系列で整理し、モデル時代からの転機を深掘りします。『告白-25年目の秘密-』の全キャスト・相関図・キャスティング考察は、以下の記事にまとめています。

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目次

玉山鉄二とは?京都府京都市伏見区出身、メリーゴーランド所属の実力派俳優

玉山鉄二(たまやま てつじ)は、1980年4月7日生まれ、京都府京都市伏見区出身の俳優。身長182cm、体重70kg、血液型はO型。京都府立西城陽高等学校卒業。所属事務所はメリーゴーランド。メリーゴーランド公式プロフィールに出演作品一覧が掲載されています。映画・ドラマともに主演からクールな敵役、コメディの主演まで幅広く演じ分けているのが特徴です。

高校時代のカットモデルがきっかけ——18歳での単身上京

玉山鉄二の芸能界入りのきっかけは、京都府立西城陽高等学校在学中の1996年、知り合いの美容師からカットモデルに誘われたことでした。当時16歳。これをきっかけにモデル業に興味を持ち、1998年に高校卒業後、18歳でモデルを目指して単身上京しています。地方出身の高校生が、雑誌モデルの募集をきっかけに芸能界を志して上京する——このキャリアの出発点は、後年多くのモデル・俳優が歩む王道パターンの先駆けのような経緯でもあります。

1999年『ナオミ』で俳優デビュー、2001年『ガオレンジャー』で一躍注目

上京から約1年後の1999年6月、テレビドラマ『ナオミ』で俳優デビューを果たします。その2年後、2001年放送のスーパー戦隊シリーズ『百獣戦隊ガオレンジャー』で大神月麿/ガオシルバー役を演じたことで知名度が一気に上昇しました。特撮作品でつかんだ知名度が、その後の連続ドラマ・映画への出演機会につながっていった格好です。

2005年『逆境ナイン』で映画初主演、2009年『ハゲタカ』で日本アカデミー賞

2005年、映画『逆境ナイン』で不屈闘志役として映画初主演を務め、同年公開の『絶対恐怖 Pray プレイ』でも主演。2007年には連続ドラマ『牛に願いを Love&Farm』で高清水高志役を演じ、連続ドラマ初主演も経験しています。デビューから6年ほどの間に、特撮での知名度を土台にしながら映画・連続ドラマの主演を立て続けに任されるようになった時期であり、俳優としての評価が着実に積み上がっていった過程がうかがえます。俳優としての評価をさらに押し上げたのが2009年公開の映画『ハゲタカ』です。主人公・鷲津政彦と心理戦を繰り広げる”赤いハゲタカ”こと劉一華を演じ、2010年の第33回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。デビューから約10年で、実力派俳優としての評価を確立した節目の受賞でした。

NHK大河ドラマ4作品出演——『天地人』から『どうする家康』まで

玉山鉄二のキャリアで見逃せないのが、NHK大河ドラマへの4度にわたる出演です。2009年『天地人』では上杉景虎役、2013年『八重の桜』では山川大蔵役、2018年『西郷どん』では木戸孝允役、そして2023年『どうする家康』では大野治長役を演じました。同じ俳優が大河ドラマに4作品出演するのは決して多い例ではなく、時代劇・史劇での重厚な芝居に対する信頼の厚さを物語っています。ちなみに2018年には、大河の重要人物役と同じ年に、主演ドラマ『バカボンのパパよりバカなパパ』で赤塚不二夫役も演じており、シリアスな歴史ものとコメディの主演を同時期に両立させている点も、玉山鉄二の役の幅広さを示すエピソードです。

2014年『マッサン』で朝ドラ初出演・初主演——”クールで無口”のイメージを一新

2014年9月から放送されたNHK連続テレビ小説『マッサン』では、亜山政春役で朝ドラ初出演にして初主演を務めました。玉山鉄二自身、この起用について「多くの人が抱いている『玉山鉄二』のイメージは、クールで無口だと思いますが、そういったイメージをぶち壊すような役を与えていただいた。マッサンを演じることで、新しい自分を見せられるのではないか、と自分自身に期待をしています」とコメントしています。プロデューサーの櫻井氏も、玉山の映画『綱引いちゃった!』での演技について「こんな愛きょうのある演技ができるんだなって。それがマッサンのイメージにつながったんですね」と振り返っており、それまでの寡黙で硬派なイメージから一転、人情味あふれる主人公を演じ切ったことが、その後のキャリアの幅をさらに広げるきっかけになりました(ORICON NEWS映画.comより)。

この年表を並べて気づくのは、1999年のデビューから2005年の映画初主演まで6年、そこから2009年の日本アカデミー賞受賞まで5年、朝ドラ初主演までさらに5年というように、比較的均等なペースで一段ずつキャリアを積み上げてきた点です。突出したブレイクの瞬間があるというより、特撮・映画・大河・朝ドラと畑の異なる現場を着実にこなしながら評価を重ねてきたタイプであり、2026年の『告白-25年目の秘密-』での刑事役も、この積み重ねの延長線上にある起用だと捉えることができます。

玉山鉄二 出演作・代表作リスト【映画・ドラマ】

玉山鉄二の出演作は、特撮・青春映画から大河ドラマ、朝ドラ、刑事もの、コメディまで多岐にわたります。ここでは代表作・受賞歴に関わる作品・話題作を中心に、映画とテレビドラマに分けて時系列で整理します。

映画代表作(2005〜2026)

作品名 役名 話題ポイント 配信
2005 『逆境ナイン』 不屈闘志(主演) 映画初主演作
2005 『絶対恐怖 Pray プレイ』 ミツル(主演)
2007 『フリージア』 叶ヒロシ(主演)
2009 『カフーを待ちわびて』 友寄明青(主演)
2009 『ハゲタカ』 劉一華 2010年日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞
2014 『ルパン三世』 次元大介 実写版で次元大介を演じる
2017 『亜人』 戸崎優
2022 『今はちょっと、ついてないだけ』 立花浩樹(主演)
2023 Amazon Original映画『次元大介』 次元大介(主演) 2014年版から続投、実写版で単独主演 Prime Video
2025 『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』 麦生伸 島民を救う現地漁師役
2026 『ミステリー・アリーナ』(監督:堤幸彦) レジェンド 伝説の初代チャンピオン役

※役名・詳細情報が2026年7月時点で一次情報源から確認できなかった項目は「—」としています。

テレビドラマ代表作(1999〜2026)

作品名 役名 役柄・話題ポイント 配信
1999 『ナオミ』 テレビドラマ初出演・俳優デビュー作
2001 『百獣戦隊ガオレンジャー』 大神月麿/ガオシルバー 知名度が大きく上がった出世作
2007 『牛に願いを Love&Farm』 高清水高志(主演) 連続ドラマ初主演
2009 『BOSS』(フジテレビ) 片桐琢磨 天海祐希主演の刑事ドラマ、極めてクールな捜査官役
2009 『天地人』(NHK大河ドラマ) 上杉景虎 大河ドラマ初出演
2013 『八重の桜』(NHK大河ドラマ) 山川大蔵 大河ドラマ2作目
2014-2015 『マッサン』(NHK連続テレビ小説) 亜山政春(主演) 朝ドラ初出演・初主演
2017 『犯罪症候群』Season1 武藤隆(主演)
2018 『西郷どん』(NHK大河ドラマ) 木戸孝允 大河ドラマ3作目
2018 『バカボンのパパよりバカなパパ』 赤塚不二夫(主演) コメディ主演
2023 『どうする家康』(NHK大河ドラマ) 大野治長 大河ドラマ4作目
2024 『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS日曜劇場) 古谷悟史 秘密を抱えるファゴット奏者、”オーラ全消し”の役作り
2025 『緊急取調室』Season5(テレビ朝日) 滝川隆博 天海祐希と再共演、警察学校のカリスマ教官役
2025 『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』(フジテレビ) 西条巧 おとり捜査班の生みの親、警察庁参事官
2026 『北方謙三 水滸伝』(WOWOW×Lemino) 李富 梁山泊最大の敵とされる知略家 Lemino
2026 『告白-25年目の秘密-』(日本テレビ) 佐倉泰輔 麻里子のお見合い相手、警視庁捜査一課の刑事 TVer

※役名・配信情報が2026年7月時点で一次情報源から確認できなかった項目は「—」としています。

役柄の傾向——”クールで無口”から”食えないベテラン捜査幹部”へ

玉山鉄二の出演作を並べると、役柄の重心が大きく2段階で変化してきたことが見えてきます。デビューから2014年頃までは、『BOSS』の片桐琢磨や『ハゲタカ』の劉一華に代表される「クールで感情を表に出さない役」が中心でした。玉山自身も「多くの人が抱いている『玉山鉄二』のイメージは、クールで無口」と語っているとおり、この時期は寡黙で硬派な佇まいを武器にしたキャスティングが続いていました。

転機になったのが2014年の『マッサン』です。人情味あふれる主人公・亜山政春を演じたことで「クールで無口」のイメージを自ら壊し、以降は『バカボンのパパよりバカなパパ』の赤塚不二夫や『さよならマエストロ』の古谷悟史のような、愛嬌や人間味を前面に出す役も違和感なくこなすようになります。『さよならマエストロ』では”オーラ全消し”と評される役作りで話題になり、誠実で純朴なファゴット奏者を演じ切りました。

そして近年、2025年前後からは「捜査組織の幹部・重要参考人」としてのキャスティングが目立って増えています。『緊急取調室』の滝川隆博(警察学校の教官)、『スティンガース』の西条巧(警察庁参事官)、『北方謙三 水滸伝』の李富(謀略に長けた敵役)、そして『告白-25年目の秘密-』の佐倉泰輔(捜査一課の刑事)と、いずれも組織の内側から事件の核心に近い場所に立つ役どころです。デビュー期の「クールな捜査官」というイメージが、キャリアを重ねて人間味を獲得したことで、今度は”何を考えているか分からない食えないベテラン”としての説得力に変換されている——これが2026年の玉山鉄二を象徴する役柄の傾向だと言えます。

天海祐希との縁——『BOSS』から『緊急取調室』まで

玉山鉄二のキャリアを共演者から見たときに欠かせないのが、天海祐希との縁です。2009年・2011年放送のフジテレビ『BOSS』では、天海祐希演じる大澤絵里子率いる捜査班の一員・片桐琢磨を演じ、”あまりにクール”と評される捜査官として存在感を放ちました。それから十数年を経た2025年、テレビ朝日『緊急取調室』Season5のラストエピソードでは、天海祐希との再共演が実現。警察学校のカリスマ教官・滝川隆博役で出演し、天海祐希演じる取調官と対峙する立場を演じています。玉山鉄二自身、この再共演について「段取りの時点から過呼吸気味に」なるほど緊張したと明かしており、デビューから20年近く経ってもなお、共演に特別な緊張感を伴う相手であり続けていることがうかがえます(ORICON NEWSより)。かつて同じ捜査班のクールな一員として共演した相手と、年月を経て今度は対峙する立場で再会する——このキャリアの巡り合わせも、玉山鉄二というキャリアの積み重ねの分かりやすい一例です。

ジャンル別に見る出演傾向——特撮・時代劇からヒューマンドラマ、刑事ものへ

玉山鉄二の出演作をジャンル別に整理すると、デビュー期は『百獣戦隊ガオレンジャー』のような特撮、『BOSS』『ハゲタカ』のような硬派な捜査・サスペンス系の作品が中心だったことがわかります。2009年以降は『天地人』『八重の桜』『西郷どん』『どうする家康』と大河ドラマで時代劇の重要人物を演じる機会が増え、2014年の『マッサン』を境に、コメディ・ヒューマンドラマ的な役どころも増加。『バカボンのパパよりバカなパパ』『さよならマエストロ』のような人間味を前面に出す作品と、『犯罪症候群』『緊急取調室』『スティンガース』『北方謙三 水滸伝』のような捜査・謀略系の作品を並行してこなしているのが、2020年代以降の玉山鉄二の特徴です。2017年の映画『亜人』では、人気コミックを原作とする近未来サスペンスで戸崎優役を演じており、原作ものへの出演でも幅広いジャンルに対応できることを示しています。ジャンルを横断しながら”硬派だが人間味もある”というキャラクター像を積み上げてきたことが、『告白-25年目の秘密-』の佐倉泰輔のような、恋愛と事件の両面を担う複雑な役どころへの起用につながっていると考えられます。

配信時代の玉山鉄二——TVerとLeminoでの視聴

玉山鉄二の近年の主演・出演作は、放送後にTVerで見逃し配信されるほか、Lemino・Prime Videoのような配信プラットフォーム独占の作品も増えています。2026年放送の『北方謙三 水滸伝』はWOWOW×Leminoでの配信が軸となっており、2023年のAmazon Original映画『次元大介』はPrime Video独占配信でした。地上波の新作をリアルタイムで追う層に加えて、配信独占作品を通じて玉山鉄二の出演作に触れる層が増えているのが、現在の視聴環境における玉山鉄二の立ち位置です。『告白-25年目の秘密-』もTVerでの見逃し配信が見込まれており、放送とあわせて配信でも視聴できる環境が整っています。

玉山鉄二の”仕事への向き合い方”——インタビューで語られること

玉山鉄二自身のインタビューを追うと、役に対して自分の色を強く出すタイプではなく、むしろ丁寧に削ぎ落として役に近づいていくタイプであることがうかがえます。Amazon Original映画『次元大介』出演時には、役作りについて「自分の中での役作りとして、自分という軸を置かずに、そぎ落とす作業で近づけていきました」とコメント。次元大介というキャラクターに玉山鉄二自身の個性を上乗せするのではなく、逆に自分を消していくアプローチで役に接近したことを明かしています(tvfan.kyodo.co.jpのインタビューより)。

同インタビューでは、銃の扱い方について「ガン担当の人と、どういう動かし方ができるのか、何ができて何をしてはいけないのかということを、いろいろと確認しながら、手さばきが次元っぽくスムーズにいくように、本番の合間にすごく練習しながらやっていた」とも語っており、アクション面でも現場での実践的な積み重ねを重視するタイプであることが読み取れます。「現場で確認しながら実際にやってみないと分からない部分だったので、僕自身もどういう次元が出てくるのかというのを楽しみにしながら、現場に行っていた」という発言からは、事前に役を固めすぎず、現場での化学反応を楽しみながら演じるスタンスもうかがえます。

『マッサン』出演時には、朝ドラの主演という重圧の大きい役への向き合い方について「マッサンを演じることで、新しい自分を見せられるのではないか、と自分自身に期待をしています」と前向きにコメント。既存の”クールで無口”というイメージをあえて壊しにいく起用を、プレッシャーではなくチャンスとして受け止めていたことがわかります。

一方で、放送後に振り返ったインタビューでは、当時の心境について「『マッサン』をやっている最中は本当に必死に突っ走っている感覚でした。でも、自分がやっていること以上にムーブメントが起きていることに、ある種の怖さも感じていた」と告白しています。社会現象と呼べるほどの反響が自分の実感を超えて広がっていくことへの戸惑いを、当時30代だったからこそ「呑み込まれずに済んだのかもしれません」と分析しており、朝ドラ主演というキャリアの大きな転機を、浮かれることなく冷静に受け止めていた様子がうかがえます(ENCOUNTより)。役者としての基本姿勢については「物の良し悪し、正しいこと、悪いこと。その感覚を絶対に忘れてはダメ。役者としてというより、人としてどうあるべきか」とも語っており、演技論以前に人としての在り方を重視するスタンスを一貫して持ち続けていることが、こうした発言の端々から見えてきます。こうした発言を並べると、玉山鉄二は自分のイメージに固執せず、その時々の役に合わせて自分を作り替えていくことに前向きでありながら、ブームや評価に流されない軸の強さも併せ持つ俳優だと読み取れます。

玉山鉄二を観るならこの作品から

玉山鉄二の作品を初めて観る人へ、入口別のおすすめを整理します。

クールな敵役を観たい人——『ハゲタカ』

2009年公開の映画『ハゲタカ』は、主人公・鷲津政彦と心理戦を繰り広げる”赤いハゲタカ”こと劉一華役。2010年の日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した、玉山鉄二のクールな役柄の代表作です。

人情味あふれる主演を観たい人——『マッサン』

2014年放送のNHK連続テレビ小説『マッサン』は、玉山鉄二の朝ドラ初出演・初主演作。ウイスキー職人・亜山政春を演じ、それまでの寡黙なイメージを覆した記念碑的な作品です。

重厚な歴史劇を観たい人——『どうする家康』

2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、大野治長役を演じています。『天地人』『八重の桜』『西郷どん』に続く4作目の大河ドラマ出演で、玉山鉄二の時代劇での安定感を確認できる作品です。

振り切ったコメディ演技を観たい人——『バカボンのパパよりバカなパパ』

2018年放送のドラマ『バカボンのパパよりバカなパパ』は、漫画家・赤塚不二夫役を演じた主演コメディ作品。同じ年に大河ドラマ『西郷どん』で木戸孝允という重要人物を演じていたことを考えると、シリアスとコメディを同時期に振り切って両立させていたことがわかる、役の幅の広さを象徴する1本です。

刑事・捜査ものの”食えないベテラン”を観たい人——『スティンガース』『緊急取調室』

2025年放送の『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』では警察庁参事官・西条巧役、同年放送の『緊急取調室』Season5では警察学校のカリスマ教官・滝川隆博役を演じています。いずれも組織の内側から事件の核心に迫る役どころで、『告白-25年目の秘密-』の佐倉泰輔にもつながる系譜の作品です。

最新作で観たい人——『告白-25年目の秘密-』

2026年7月11日スタートの日本テレビ「土曜ドラマ」枠『告白-25年目の秘密-』では、警視庁捜査一課の刑事・佐倉泰輔役としてヒロイン麻里子のお見合い相手を演じます。松村北斗が地上波連続ドラマで単独初主演を務める話題作で、玉山鉄二にとっても近年のキャリアの延長線上にある重要な役どころです。

玉山鉄二の今後——『告白-25年目の秘密-』とその先

2026年の玉山鉄二は、2月放送開始のWOWOW×Lemino『北方謙三 水滸伝』で梁山泊最大の敵とされる李富を演じ、5月公開の映画『ミステリー・アリーナ』では伝説の初代チャンピオン・レジェンドを演じるなど、上半期だけで毛色の異なる大型企画が続いています。そして7月には日本テレビ『告白-25年目の秘密-』で警視庁捜査一課の刑事・佐倉泰輔役に起用。半年の間に「知略に長けた敵役」「クイズ番組の伝説的存在」「恋愛と事件の両面に関わる刑事」と、性質の異なる重要な役どころを立て続けに演じるのは、1999年のデビューから27年をかけて積み上げてきた”どんな役にもハマる”実力派としての信頼が、ここに来て集中的に評価されている証拠のように見えます。

個人的には、『告白-25年目の秘密-』の佐倉泰輔が「麻里子に一目惚れした見合い相手」であると同時に「事件を追う捜査一課の刑事」でもあるという二重の立場を、玉山鉄二がどこまで丁寧に演じ分けるかに注目しています。『マッサン』以降培ってきた人間味のある芝居と、『緊急取調室』『スティンガース』のような捜査もので見せてきた”食えないベテラン”としての緊張感——この2つが1つの役の中でどう同居するかによって、松村北斗・岡崎紗絵が主軸を担う物語に、また違った奥行きが加わるはずです。

『告白-25年目の秘密-』の共演者をもっと知る

『告白-25年目の秘密-』で主演を務める松村北斗は、SixTONESのメンバーとして活動しながら、朝ドラ・映画・配信ドラマで主演級のポジションを積み上げてきた俳優です。本作は松村北斗にとって地上波連続ドラマ単独初主演という節目の作品でもあります。ヒロイン・野瀬麻里子を演じる岡崎紗絵は、モデル出身から着実にキャリアを積み、地上波土曜ドラマ枠のヒロインに抜擢された女優。玉山鉄二演じる佐倉泰輔は、この2人が織りなす25年間の片思いと事件の謎解きという2つの軸に、お見合い相手かつ捜査担当の刑事として同時に絡んでいく存在です。なお、玉山鉄二と同時にキャスト発表された塩野瑛久は、主人公・雪村爽太の秘密を知る友人役として物語に関わることが明らかになっており、玉山鉄二演じる佐倉泰輔と合わせて、松村北斗演じる主人公の周囲を固める重要人物として位置づけられています。松村北斗・岡崎紗絵それぞれのキャリア・代表作については、以下の記事で詳しく解説しています。

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玉山鉄二に関するよくある質問

玉山鉄二のプロフィールは?

1980年4月7日生まれ、京都府京都市伏見区出身。身長182cm、血液型O型。所属事務所はメリーゴーランドです。

玉山鉄二のデビューのきっかけは?

高校在学中の1996年、知り合いの美容師からカットモデルに誘われたことをきっかけにモデル業に興味を持ち、1998年の高校卒業後、18歳で上京。1999年のテレビドラマ『ナオミ』で俳優デビューしました。

玉山鉄二の大河ドラマ出演歴は?

2009年『天地人』(上杉景虎役)、2013年『八重の桜』(山川大蔵役)、2018年『西郷どん』(木戸孝允役)、2023年『どうする家康』(大野治長役)と、これまでに4作品のNHK大河ドラマに出演しています。

玉山鉄二の代表作は?

2009年公開の映画『ハゲタカ』(劉一華役)で2010年の日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。2014年のNHK連続テレビ小説『マッサン』では朝ドラ初出演・初主演を務めました。

玉山鉄二の次の出演作は?

2026年7月11日スタートの日本テレビ『告白-25年目の秘密-』で、警視庁捜査一課の刑事・佐倉泰輔役を演じます。

玉山鉄二が演じてきた役柄の系統は?

デビューから2014年頃までは『BOSS』『ハゲタカ』のようなクールで感情を表に出さない役が中心でした。『マッサン』以降は人情味のある役も演じるようになり、近年は『緊急取調室』『スティンガース』『北方謙三 水滸伝』のような捜査組織の幹部・敵役が続いています。

玉山鉄二と天海祐希の共演作は?

2009年・2011年放送のフジテレビ『BOSS』で共演したのち、2025年放送のテレビ朝日『緊急取調室』Season5でも再共演しています。『BOSS』では同じ捜査班の一員、『緊急取調室』では取調べを受ける側という、対照的な立場での共演でした。

玉山鉄二の趣味は?

所属事務所メリーゴーランドの公式プロフィールでは、趣味として「ドライブ」が挙げられています。

記事の要点まとめ

  • 玉山鉄二は1980年生まれ・京都府京都市伏見区出身・メリーゴーランド所属の俳優。1996年にカットモデルをきっかけに芸能界を志し、1999年『ナオミ』でデビュー
  • 2001年『百獣戦隊ガオレンジャー』で知名度上昇、2009年映画『ハゲタカ』で2010年日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞
  • NHK大河ドラマに『天地人』『八重の桜』『西郷どん』『どうする家康』の4作品出演。2014年『マッサン』で朝ドラ初出演・初主演
  • 2026年7月、日本テレビ『告白-25年目の秘密-』で警視庁捜査一課の刑事・佐倉泰輔役を演じる。麻里子のお見合い相手として恋愛と事件の両面のキーパーソンに
  • 役柄の傾向は「クールで無口」から『マッサン』を経て「人情味」を獲得し、近年は「捜査組織の幹部・食えないベテラン」役が続く
  • 役作りでは「自分という軸を置かずに、そぎ落とす作業で近づけていく」というスタイルを自ら語っている

『告白-25年目の秘密-』は2026年7月11日から日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送予定です。松村北斗・岡崎紗絵の恋愛模様に、玉山鉄二演じる佐倉泰輔がどう絡み、事件の謎にどんな陰影を与えるか、放送開始後もあわせて注目していきたいところです。

※本記事は2026年7月時点の公開情報をもとに作成しました。出演情報・配信状況は変更される場合があります。

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この記事を書いた人

ドラマ・映画のキャスティング考察を専門にする編集者。俳優のキャリア軌跡・過去作との連続性・脚本家や演出家の作風・事務所動向を組み合わせて「なぜこの俳優がこの役なのか」を読み解いている。

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