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九条の大罪の全キャスト・俳優21人|柳楽優弥×松村北斗の相関図

Netflix世界独占配信『九条の大罪』のキャスト・俳優21人は、主演の柳楽優弥36歳と松村北斗30歳のW主演格に、ムロツヨシ・町田啓太・池田エライザらが絡む座組。これだけ顔ぶれが揃うと、役名と俳優名がパッと一致しない──そう感じた方も多いはずです。

弁護士費用一律33万円のはみ出し弁護士・九条間人を軸に、検事・組織犯罪対策刑事・伏見組若頭・アウトロー集団のリーダー・NPO代表が同じテーブルに並ぶ群像。視聴済の人もこれから観る人も、原作『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平が描く法とモラルの揺らぎを、誰がどの配役で受け取っているかが見えると、第1話からの見え方が変わってきます。

目次

九条の大罪の全キャスト一覧と制作陣

『九条の大罪』の全キャストは主要7人+追加発表14人の合計21人。30代と50代の年齢ブロックがくっきり分かれ、間に40代の生田斗真が検事として挟まる構図で、世代の役割分担からも若手が法とモラルの境界線を走り、ベテランがその両側に陣取る物語の骨格がうっすら見えてきます。各俳優名・制作スタッフ名をクリックすると、後段の詳細紹介セクションへジャンプできます。「初登場話」列は公式発表の範囲のみ掲載しています。

九条の大罪のキャスト陣営別一覧(全21人・主人公サイド/検察警察/伏見組/アウトロー集団/依頼人サイド/事件関連)

『九条の大罪』はクライム作品のため、登場人物が物語上の陣営に明確に分かれます。下記では21人を6陣営に整理しました。陣営間の対立構図を把握すると、第1話からの見え方が一気に変わってきます。

■主人公サイド:九条法律事務所

役名 俳優名 年齢 役どころ 初登場話
九条間人(主演) 柳楽優弥 36歳 弁護士費用一律33万円のはみ出し弁護士 第1話
烏丸真司(W主演格) 松村北斗 30歳 東大卒のエリート弁護士・九条の事務所へ 第1話
深見雄平 水沢林太郎 23歳 事務所・補助メンバー 公式未公開

■検察・警察サイド

役名 俳優名 年齢 役どころ 初登場話
鞍馬蔵人 生田斗真 41歳 九条と因縁のある検事 公式未公開
嵐山義信 音尾琢真 50歳 組織犯罪対策課の刑事 公式未公開
亀岡麗子 香椎由宇 39歳 人権派弁護士の双子の妹(検察関連) 公式未公開

■対立サイド①:広域反社会会的組織・伏見組

役名 俳優名 年齢 役どころ 初登場話
京極清志(若頭) ムロツヨシ 50歳 広域反社会会的組織・伏見組の若頭 公式未公開
菅原遼馬 後藤剛範 42歳 伏見組構成員 公式未公開
久我裕也 吉村界人 33歳 伏見組の若手構成員 公式未公開
山城祐蔵 岩松了 74歳 伏見組周辺のベテラン 公式未公開

■対立サイド②:アウトロー集団集団

役名 俳優名 年齢 役どころ 初登場話
壬生憲剛(リーダー) 町田啓太 35歳 アウトロー集団集団のリーダー格 公式未公開

■依頼人・支援サイド

役名 俳優名 年齢 役どころ 初登場話
薬師前仁美(ヒロイン) 池田エライザ 30歳 NPO代表のソーシャルワーカー 公式未公開
流木信輝 光石研 64歳 事件のキーパーソンとなる依頼人 公式未公開
家守華江 渡辺真起子 57歳 事件周辺の依頼人サイド 公式未公開
烏丸晃子 仙道敦子 56歳 烏丸真司の母(家族枠) 公式未公開

■事件関連人物

役名 俳優名 年齢 役どころ 初登場話
犬飼勇人 田中俊介 36歳 事件のキーマン 公式未公開
市田智子 菊池亜希子 43歳 事件関連人物 公式未公開
小山義昭 長谷川忍(シソンヌ) 47歳 映像制作会社の社長 公式未公開
曽我部聡太 黒崎煌代 24歳 運び屋役の若手 公式未公開
金本卓 原田泰雅(ビスケットブラザーズ) 34歳 違法物質の取引役 公式未公開
笠置雫 石川瑠華 29歳 歌舞伎町を舞台にした若手依頼人 公式未公開

陣営別に整理すると、主人公サイド3人に対して敵対サイド(伏見組4人+アウトロー集団1人)が5人、検察・警察サイドが3人、依頼人・支援サイドが4人、事件関連が6人という配置。主人公サイド3人+敵対サイド5人+検察3人+依頼人4人+事件関連6人という配分から、本作が単純な善対悪ではなく、複数陣営が絡む群像クライムとして組まれていることが見えてきます。追加発表は2026年1月25日にNetflix公式から14人が一括解禁され、ベテラン枠(光石研64歳・仙道敦子56歳・岩松了74歳・渡辺真起子57歳)と20代演技派(黒崎煌代24歳・石川瑠華29歳・水沢林太郎23歳)を同枠で並列発表したのが本作の追加キャスト解禁の特徴です。

九条の大罪の制作陣(原作・脚本・監督・主題歌・ナレーション)

役割 担当
原作 真鍋昌平(『闇金ウシジマくん』作者)
脚本 根本ノンジ
監督・演出 土井裕泰山本剛義足立博
主題歌 羊文学「Dogs」(書き下ろし新曲)
ナレーション(予告編) 山田孝之
配信 Netflix/2026年4月2日全世界独占配信/全10話

制作陣で目を引くのは、原作の真鍋昌平と予告編ナレーションの山田孝之の組み合わせ。山田孝之は『闇金ウシジマくん』の主役・丑嶋馨を10年以上演じてきた縁から抜擢された経緯がNetflix公式から発表されており、原作者ファンには分かるニヤリポイントになっています。監督陣はTBS日曜劇場系のエンタメ演出に定評がある土井裕泰を筆頭に、山本剛義・足立博の3人体制でNetflixのクライム10話を回す座組です。

九条の大罪のキャスト相関図と登場人物の関係性

『九条の大罪』のキャスト相関図は、九条間人を中心に、弁護士サイド・検察サイド・警察サイド・反社会会的組織/アウトロー集団サイド・NPOサイドの5方向の関係線で組み立てるのが理解しやすい構造です。

                    [烏丸晃子(仙道敦子)]
                            │母
                    [烏丸真司(松村北斗)]──観察者──┐
                                                    │
[薬師前仁美(池田エライザ)]──協力── [九条間人(柳楽優弥)]──宿敵──[鞍馬蔵人(生田斗真)]
            NPO                            弁護士                  検事
                                            │
                            ┌───────────────┼───────────────┐
                        対立                対立                対立
                            │                 │                  │
                [壬生憲剛(町田啓太)]  [京極清志(ムロツヨシ)]  [嵐山義信(音尾琢真)]
                    アウトロー集団              伏見組若頭              組対刑事

相関図上の主要関係は、九条と烏丸の「観察者と被観察者」、九条と薬師前の「弁護士とNPOの協力」、九条と鞍馬の「弁護士と検事の宿敵」、九条と京極/壬生/嵐山の「裏社会・警察との3方面の対立」。九条を真ん中に5方向の線が出ている構図で、相関図の中心は完全に柳楽優弥に集約されています。

この相関図でなぜこの俳優か、を読み解くと、九条の正面の宿敵・検事に40代の生田斗真を、横の対立・組若頭に50代のムロツヨシを、別の横の対立・刑事に同年代50代の音尾琢真を、若手敵対サイドのアウトロー集団のリーダーに30代の町田啓太を──と年齢の層でぐるりと囲む配役になっているのが分かります。検察と組と警察を「同世代帯のベテラン」で固め、若手2人(柳楽36歳・松村30歳)が真ん中で動き回る構図。年齢の階段を相関図に流し込んだ配役の組み方は、原作の重層的な事件構造をキャストの世代差で支える設計に見えてきます。

原作のキャラクター関係を踏まえると、ドラマ独自の改変は2026年5月時点で大きく報告されていません。原作読者は、相関図のひも付きをそのまま追える設計と考えてよさそうです。

九条の大罪の主演・ヒロイン・主役の役柄

『九条の大罪』の主役は主演+W主演格+ヒロインの3軸で動きます。柳楽優弥のはみ出し弁護士、松村北斗の優等生エリート、池田エライザのNPO代表という3者の温度差が、毎話の事件の見え方を変えていく構造です。

九条間人(主演・はみ出し弁護士):柳楽優弥

九条間人(くじょうたいざ)は、弁護士費用一律33万円で「他の弁護士が引き受けない案件」を引き受ける、はみ出し弁護士。自身の事務所を構え、屋上のテントでブラックサンダーという犬と暮らす設定で、本作の物語のすべてを背負う中心人物です。

演じる柳楽優弥は、2004年映画『誰も知らない』で第57回カンヌ国際映画祭・男優賞を史上最年少(当時14歳)かつ日本人初で受賞した、子役からのキャリアで20年以上を重ねた俳優。1990年3月26日生まれ、東京都東大和市出身、スターダストプロモーション制作3部所属で現在36歳。『ディストラクション・ベイビーズ』では無言で街を破壊しに行く泰良役の暴力性を、『二月の勝者』の黒木蔵人役では塾講師の合理性と教育者の熱を、両極で演じ分けてきました。

柳楽は『誰も知らない』で14歳のカンヌ最年少男優賞を受賞して以降、『ディストラクション・ベイビーズ』の暴力的な泰良役、『二月の勝者』の塾講師・黒木蔵人役など、暴力と理性の両極を演じ分けてきた俳優です。今回の九条間人は「33万円で違法スレスレを引き受ける顔」と「屋上で犬と暮らす孤独な顔」の二重構造を持つキャラクター。是枝作品でも塾講師でもベイビーズでもない、過去作の振れ幅を1役で見せられる起用になりそうです。

柳楽優弥の出演履歴・実績

  • 2004年 映画『誰も知らない』── 第57回カンヌ国際映画祭男優賞(史上最年少・日本人初)
  • 2014年 映画『ディストラクション・ベイビーズ』── 第36回ヨコハマ映画祭主演男優賞
  • 2016〜2017年 ドラマ『ゆとりですがなにか』『ゆとりですがなにか純米吟醸純情編』
  • 2021〜2022年 ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』黒木蔵人役
  • 映画『家族のはなし』『最後まで行く』『ある男』ほか主演級多数

烏丸真司(W主演格・東大卒エリート弁護士):松村北斗

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烏丸真司は、東京大学を出たエリート弁護士。九条のもとに「この弁護士は本当に正義の側か、それとも違法な側か」を見極めるためにやってくる観察者ポジションのキャラクターで、九条と対になる清廉な側の主人公です。物語の語り手として読者の視点を担う役どころでもあります。

演じる松村北斗は、1995年6月18日生まれ、静岡県出身のSixTONESのメンバーで、2026年5月時点で30歳。アイドルグループ所属のまま俳優活動を本格化させ、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では戦後ジャズマン・大月錠一郎役の不器用な優しさを、新海誠監督『すずめの戸締まり』では椅子の姿のままでも届く声優・宗像草太役の繊細な発声を、それぞれ「強く出ない」抑制系の演技で積み上げてきました。

松村が過去に演じた『カムカムエヴリバディ』大月錠一郎役や『すずめの戸締まり』宗像草太役は、いずれも強く出ない・縛られた状態の男という共通点を持つ役柄でした。今回の烏丸真司は東大卒のエリート弁護士で、九条の世界に徐々に巻き込まれていく抑制的なキャラクター。過去作と地続きの「動けない男」系統の延長線上にある起用で、松村の抑制系の演技がどう活きるかが見どころになりそうです。

松村北斗の出演履歴・実績

  • 2020年 ドラマ『恋する母たち』── 連ドラ本格デビュー
  • 2021〜2022年 NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』大月錠一郎役
  • 2022年 映画『ホリック xxxHOLiC』主演(四月一日君尋役)
  • 2022年 映画『すずめの戸締まり』(新海誠監督)声優・宗像草太役
  • 2023年 映画『キネマの神様』『すばらしき世界』ほか連続主演

薬師前仁美(ヒロイン・NPO代表):池田エライザ

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薬師前仁美は、過去の被害サポートNPO代表のソーシャルワーカー。九条の事務所が引き受ける案件で協力者にも依頼人にもなる立ち位置で、法とモラルの境界線で動く九条と、被害者支援の現場で動く薬師前の温度差が、本作の主要関係の一つとして描かれます。

演じる池田エライザは、1996年4月16日生まれ、福岡県出身、エヴァーグリーン・エンタテイメント所属で2026年5月時点で30歳。2009年『ニコラ』モデルからキャリアを始め、ドラマ『偽装不倫』主演、映画『カメラを止めるな!ハリウッド大作戦!』、自身の長編監督作『夏、至るころ』など、女優・歌手・映画監督として活動の幅を広げてきました。

モデル時代の「ヒロイン枠の華」から、近年は社会派の役どころと監督業まで踏み込んできた池田。今回の過去の被害サポートNPO代表という社会派ど真ん中の役は、池田自身の活動の方向性とぴったり重なる配役です。モデル出身の華やかなヒロインではなく、社会問題と地続きの女性像を演じる延長線上に、薬師前仁美が置かれていると考えられます。

池田エライザの出演履歴・実績

  • 2009年 ニコラモデルオーディションでグランプリ受賞
  • 2011年 映画『高校デビュー』映画初出演
  • 2019年 ドラマ『偽装不倫』主演
  • 2020年 自身の長編監督作『夏、至るころ』で映画監督デビュー
  • 映画『カメラを止めるな!ハリウッド大作戦!』ほか主演級多数

九条の大罪の主要メンバー・検察/警察/伏見組/アウトロー集団の俳優

主要3人の周りを固める主要メンバーの俳優4人を、1人ずつ独立H3で詳述します。検察・警察側で生田斗真と音尾琢真、アウトロー集団・伏見組のライバル役で町田啓太とムロツヨシ──40代・50代のベテラン4人が物語の四隅を固める布陣です。

鞍馬蔵人(検事・九条の宿敵):生田斗真

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鞍馬蔵人は、九条間人の検事サイドの宿敵。相関図の真正面で柳楽優弥と対峙する位置に置かれた、本作で最も重要な敵対キャラクターの1人です。

演じる生田斗真は1984年10月7日生まれ、北海道室蘭市出身、ジャニーズ事務所所属の41歳。1996年にジャニーズJr.として入所、長らくグループデビューを果たせなかった時期を経て、映画『人間失格』主演、ドラマ『おとな高校』『湾岸ミッドナイト』、映画『土を喰らう十二ヵ月』『窮鼠はチーズの夢を見る』など、近年は俳優一本で「クールで知性派の役」を積み重ねてきました。

生田が近年取り組んできた『窮鼠はチーズの夢を見る』『土を喰らう十二ヵ月』では、抑制された欲望や静謐な芝居といった知性派の役柄を担ってきました。今回の鞍馬蔵人は九条の宿敵となる検事の役で、激しく動かない知的な存在感が求められるキャラクター。ジャニーズアイドル時代の華やかなイメージから知性派俳優への移行が定着した今、検事役でどんな佇まいを見せるかが見どころになりそうです。

生田斗真の出演履歴・実績

  • 1996年 ジャニーズ事務所入所、Jr.として活動
  • 2010年 映画『人間失格』主演
  • 2017年 映画『土を喰らう十二ヵ月』『窮鼠はチーズの夢を見る』
  • 2023年 結婚(妻:清野菜名)
  • ドラマ『おとな高校』『湾岸ミッドナイト』ほか

嵐山義信(組対課刑事):音尾琢真

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嵐山義信は、組織犯罪対策課刑事として九条を執念深く追う、警察サイドの中心人物。本作の三方面の対立(アウトロー集団・伏見組・組対)の一角を担う役どころです。

演じる音尾琢真は1976年3月21日生まれ、北海道旭川市出身の50歳。劇団TEAM NACS(チームナックス)のメンバーで、大泉洋・安田顕・戸次重幸・森崎博之と並ぶ実力派の1人。1996年の結成以降、ドラマ『下町ロケット』殿村直弘役、『陸王』村野尊彦役、『半沢直樹』伊佐山泰二の部下役など、池井戸潤原作の常連として安定した叩き上げ感を見せてきました。

音尾はドラマ『下町ロケット』殿村直弘役・『陸王』村野尊彦役・『半沢直樹』伊佐山泰二の部下役など、池井戸潤原作の社会派ドラマで組織の中で誠実に動く真面目な男を多く演じてきました。今回の嵐山義信は組織犯罪対策課の刑事で、九条を執念深く追う中心人物。池井戸ドラマで培った組織人の役柄から1段階テンションを上げた執念派の刑事を、TEAM NACSで鍛えた台詞回しでどう演じるかが見どころになりそうです。

音尾琢真の出演履歴・実績

  • 1996年 劇団TEAM NACS結成(メンバー:大泉洋・安田顕・戸次重幸・森崎博之)
  • 2015年 ドラマ『下町ロケット』殿村直弘役
  • 2017年 ドラマ『陸王』村野尊彦役
  • 2020年 ドラマ『半沢直樹』伊佐山泰二の部下役
  • NHK連続テレビ小説『あさが来た』『なつぞら』ほか出演多数

壬生憲剛(アウトロー集団のリーダー):町田啓太

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壬生憲剛は、アウトロー集団集団のリーダー格。広域反社会会的組織・伏見組とは別系統で動く若手の敵対サイドを担い、九条と直接ぶつかる物語上の重要キャラクターです。

演じる町田啓太は1990年7月4日生まれ、群馬県出身の35歳。劇団EXILEに加入後、ボーイズグループGENERATIONS加入オーディションでは合格したものの加入を辞退し、舞台『刀剣乱舞』薄桜鬼篇、NHK大河ドラマ『青天を衝け』の土方歳三役、ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』牧凌太役などで演技派路線に振り切ってきた経歴を持ちます。

『青天を衝け』の土方歳三で見せた剣豪の凄み、『おっさんずラブ』の牧凌太で見せた繊細な男性同士の感情表現──肉体派の凄みと繊細さの両方を持つ町田を、知性派サイコパス寄りのアウトロー集団のリーダーに置く配役は、町田にとってのキャリアの転換期と言えそうです。新撰組の副長や恋愛ものの相手役から、組織犯罪のリーダーへ。劇団EXILE出身という出自を「演技派路線」で塗り替えてきた町田の、もう一段階上の挑戦になります。

町田啓太の出演履歴・実績

  • 2014年 劇団EXILE加入
  • 2017年 舞台『刀剣乱舞』薄桜鬼篇
  • 2021年 NHK大河ドラマ『青天を衝け』土方歳三役
  • 2024年 ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』牧凌太役
  • 映画『燃えよ剣』ほか劇団EXILE出身の演技派として多数

京極清志(伏見組若頭):ムロツヨシ

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京極清志は、広域反社会会的組織・伏見組の若頭。本作で最も「組の王道悪役」を担う、相関図の横軸対立の中心人物です。アウトロー集団の壬生(町田啓太)と並んで、九条の敵対サイドの主軸を構成します。

演じるムロツヨシは1976年1月23日生まれ、神奈川県出身の50歳。大学卒業後、事務所未所属の下積み15年を経て独立、自身の演劇プロデュースユニット「ムロ式」を立ち上げて活動。ドラマ『あまちゃん』水口琢磨役で広く知られ、ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』間宮真司役で恋愛もの主演にも到達。そして2024年Netflix『地面師たち』ハリソン山中役で「日本のNetflixドラマで圧倒的な悪役」を演じきり、世界的話題になりました。

ムロは朝ドラ『あまちゃん』水口琢磨役のコメディリリーフ、ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』間宮真司役の恋愛もの主演、Netflix『地面師たち』ハリソン山中役の凶悪詐欺師まで、振れ幅の大きい役柄を担ってきた俳優です。今回の京極清志は広域反社会会的組織・伏見組の若頭で、Netflixがハリソン山中の直後に再度ムロを悪役で起用した形。京極清志がハリソン山中とどう違う色を出すのか、組若頭という具体的な所属を持つキャラクターでの演じ分けが見どころになりそうです。

ムロツヨシの出演履歴・実績

  • 1999年 演劇プロデュースユニット「ムロ式」立ち上げ
  • 2013年 ドラマ『あまちゃん』水口琢磨役
  • 2018年 ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』間宮真司役
  • 2024年 Netflix『地面師たち』ハリソン山中役で世界的話題に
  • 映画『おらおらでひとりいぐも』『マスカレード・ホテル』ほか

九条の大罪の追加キャスト・新キャストの俳優プロフィール

2026年1月25日にNetflix公式から一括解禁された追加キャスト14人の俳優プロフィールを、1人ずつ独立H3で深掘りします。光石研64歳・仙道敦子56歳・岩松了74歳・渡辺真起子57歳のベテラン枠と、黒崎煌代24歳・石川瑠華29歳・水沢林太郎23歳の20代演技派が同じ発表枠で並列に解禁されているのが本作の追加キャストの特徴です。

亀岡麗子(人権派弁護士の双子):香椎由宇

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亀岡麗子は、人権派弁護士の双子の妹という設定で、検察サイドから物語に絡む重要キャラクター。九条の同期で人権派弁護士でもあり、相関図上で複雑なポジションを担います。

演じる香椎由宇は1987年2月16日生まれ、神奈川県出身の39歳。ファッション誌『mcSister』モデルから2005年映画『リンダ リンダ リンダ』恵役で女優デビュー、ドラマ『ウォーターボーイズ2』のヒロイン、映画『デスノート the Last name』高田清美役、映画『Helter Skelter ヘルタースケルター』など、10代から20代前半でヒロイン枠の話題作を連発してきた俳優です。

香椎は映画『リンダ リンダ リンダ』の青春群像から『デスノート the Last name』高田清美役、『Helter Skelter ヘルタースケルター』まで、内に冷たさを抱える女性の役柄をヒロイン枠で演じてきた俳優です。今回の亀岡麗子は人権派弁護士の双子の妹で、検察サイドから物語に絡む重要キャラクター。青春群像のヒロインから複雑な人間関係の中心に立つ役どころへの移行で、香椎のキャリアの長さがどう設定の濃度を支えるかが見どころになりそうです。

香椎由宇の出演履歴・実績

  • 2003年 ファッション誌『mcSister』モデルデビュー
  • 2005年 映画『リンダ リンダ リンダ』恵役で映画デビュー
  • 2006年 映画『デスノート the Last name』高田清美役
  • ドラマ『ウォーターボーイズ2』のヒロイン
  • 映画『Helter Skelter ヘルタースケルター』ほか

烏丸晃子(真司の母):仙道敦子

烏丸晃子は、烏丸真司(松村北斗)の母。本作の中で、烏丸家の格と「東大エリート烏丸の背景」を1人の存在感で説明する役どころです。

演じる仙道敦子は1969年9月28日生まれ、愛知県出身の56歳。1981年テレビ朝日ドラマ『判決──生きる』でレギュラーデビュー、1984年映画『白蛇抄』で第8回日本アカデミー賞新人俳優賞・エランドール賞新人賞・第8回熊本映画祭新人女優賞をまとめて受賞した、80〜90年代の主演級女優として知られた存在。ドラマ『卒業』主演、NHK連続テレビ小説『まんぷく』ほか朝ドラ複数本に出演しています。

仙道は1984年映画『白蛇抄』で第8回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、ドラマ『卒業』主演、NHK連続テレビ小説『まんぷく』など朝ドラ複数本に出演してきた、80〜90年代の主演級女優として知られた俳優です。今回の烏丸晃子は烏丸真司(松村北斗)の母役で、出番は限定的ながら烏丸家の格と東大エリート真司の背景を担うキャラクター。主演級の格を持つ俳優を出番限定の役に配置することで、烏丸真司の育ちの良さを名前1つで担保する起用と言えそうです。

仙道敦子の出演履歴・実績

  • 1981年 テレビ朝日『判決──生きる』レギュラーデビュー
  • 1984年 映画『白蛇抄』── 第8回日本アカデミー賞新人俳優賞
  • 1990年 ドラマ『卒業』主演
  • 2018年 NHK連続テレビ小説『まんぷく』など朝ドラ複数本
  • 映画『湯殿山麓呪い村』『少年時代』ほか

流木信輝(依頼人サイド):光石研

流木信輝は、九条の事務所が引き受ける案件の依頼人サイドのキーパーソン。本作の事件のスタート地点に立つ、物語の起点になるキャラクターです。

演じる光石研は1961年9月26日生まれ、福岡県北九州市出身の64歳。1978年映画『博多っ子純情』のオーディションで主演デビュー以降、是枝裕和監督『海街diary』『万引き家族』など名匠作品の常連として、140本以上の映画に出演してきた日本映画界の名バイプレイヤー。近年はドラマ『東京ラブストーリー』赤名利一役、ドラマ『私の家政夫ナギサさん』など、テレビでも顔を見ない週がないほどの引っ張りだこです。

光石は是枝裕和監督『海街diary』『万引き家族』など名匠作品の常連としてキャリアを積み、ドラマ『東京ラブストーリー』赤名利一役・『私の家政夫ナギサさん』など日曜劇場系でも実力派バイプレイヤーとして起用されてきた俳優です。今回の流木信輝は事件のスタート地点に立つ依頼人サイドのキーパーソン。140本超の出演キャリアを持つ光石が依頼する側の弱者性をどう演じるかが見どころになりそうです。

光石研の出演履歴・実績

  • 1978年 映画『博多っ子純情』オーディションで主演デビュー
  • 映画『海街diary』『万引き家族』など是枝裕和作品の常連
  • 2020年 ドラマ『東京ラブストーリー』赤名利一役
  • 2023年 ドラマ『私の家政夫ナギサさん』ほか
  • 主演・助演含め映画140本以上、ドラマ多数

菅原遼馬(伏見組構成員):後藤剛範

菅原遼馬役を物語・伏線・結末予想まで詳しく:

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菅原遼馬は、伏見組の一員として組サイドの群像を構成するキャラクター。京極清志(ムロツヨシ)の下で動く組員の1人として、組内の階層構造を担います。

演じる後藤剛範は1983年6月27日生まれ、東京都出身の42歳。Netflix『全裸監督』、ドラマ『きのう何食べた?』、映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』『架空の犬と嘘をつく猫』など、近年Netflix・地上波・ミニシアターを横断する個性派俳優として活動の幅を広げています。

後藤はNetflix『全裸監督』、ドラマ『きのう何食べた?』など、配信・地上波を横断する個性派俳優として近年活動の幅を広げてきました。今回の菅原遼馬は伏見組の構成員で、京極清志(ムロツヨシ)の下で動く組内のポジション。チンピラとも幹部とも違う立ち位置の組員を、これまでの配信ドラマでの脇役経験を踏まえてどう演じ分けるかが見どころになりそうです。

後藤剛範の出演履歴・実績

  • Netflix『全裸監督』シリーズ出演
  • ドラマ『きのう何食べた?』出演
  • 2024年 映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』
  • 2026年 映画『架空の犬と嘘をつく猫』
  • 個性派バイプレイヤーとしてドラマ・映画多数

久我裕也(伏見組若手):吉村界人

久我裕也は、伏見組の若手構成員。京極清志(ムロツヨシ)の下で動くポジションで、組内抗争やアウトロー集団との衝突に絡んでいく役どころです。

演じる吉村界人は1993年2月2日生まれ、東京都出身の33歳。エヴァーグリーン・エンタテイメント所属の演技派若手で、映画『百円の恋』(2014年)の安藤サクラの周辺人物、宮藤官九郎脚本の映画『TOO YOUNG TO DIE!若くしてしぬ』(2016年)、三宅唱監督の映画『きみの鳥はうたえる』、吉田恵輔監督の映画『ヒメアノ〜ル』など、ミニシアター・舞台系で「世間の縁から外れた孤独な若者」を積み上げてきた俳優です。

吉村は映画『百円の恋』『TOO YOUNG TO DIE!若くしてしぬ』『きみの鳥はうたえる』『ヒメアノ〜ル』など、ミニシアター・舞台系で一匹狼で孤独な若者を演じてきた俳優です。今回の久我裕也は伏見組の若手構成員で、組織の歯車として上下関係に縛られる立ち位置。一匹狼から組織人へという過去作とは1歩外れた配置で、組内での吉村の振る舞いに俳優キャリアの転換点が見えそうです。

吉村界人の出演履歴・実績

  • 2014年 映画『百円の恋』── 演技派若手として注目
  • 2016年 映画『TOO YOUNG TO DIE!若くしてしぬ』(宮藤官九郎脚本)
  • 2017年 ドラマ『僕たちがやりました』
  • 映画『きみの鳥はうたえる』『ヒメアノ〜ル』ほか

犬飼勇人(事件キーマン):田中俊介

犬飼勇人役を物語・伏線・結末予想まで詳しく:

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犬飼勇人は、原作で重要な事件のキーマンになるキャラクター。本作の物語の核心部分に絡む役どころで、事件の真相に深く関わるポジションを担います。

演じる田中俊介は1990年1月28日生まれ、愛知県出身の36歳。2010年に名古屋発のボーイズグループ・BOYS AND MENを結成しリーダーとして活動、2019年にグループ脱退後は舞台『シス・カンパニー』作品や、カンパニー松尾監督作『シス』など演技派路線に再起動した経歴を持ちます。アイドル時代のキラキラから舞台の最前線まで、キャリアの振れ幅が大きい俳優です。

BOYS AND MENリーダー時代の「グループの顔としての田中」から、脱退後にカンパニー松尾作品で見せた「カメラに見つめられて動かない男」への変貌──このギャップの大きさが、本作の事件キーマン役にそのまま乗ってきます。アイドル卒業後にインディーズで実力を見せてきた俳優が、Netflixの大作で原作キーキャラを担う立ち位置に到達。BOYS AND MENファンと現在のミニシアター系映画ファンの両方が注目する配役と言えそうです。

田中俊介の出演履歴・実績

  • 2010年 BOYS AND MEN結成・リーダー就任
  • 2016年 ドラマ『白鳥麗子でございます!』出演
  • 2019年 BOYS AND MEN脱退、演技派俳優として再起動
  • 映画『シス』カンパニー松尾監督作主演
  • 舞台『シス・カンパニー』ほか舞台中心に活動

山城祐蔵(伏見組ベテラン):岩松了

山城祐蔵は、伏見組周辺の重要キャラクター。組の世代構造の中で、ベテラン層の位置を担う配役です。

演じる岩松了は1952年3月26日生まれ、長崎県東彼杵郡川棚町出身の74歳。1988年に戯曲『蒲団と達磨』で第33回岸田國士戯曲賞を受賞、1993年に紀伊國屋演劇賞個人賞、1998年に戯曲『テレビ・デイズ』で読売文学賞と、演劇界の主要賞を総ナメにした劇作家・演出家の重鎮。俳優としてもドラマ『時効警察』『時効警察はじめました』の熊本課長役で広く知られ、独特の間と知性派の佇まいが代名詞です。

岩松はドラマ『時効警察』『時効警察はじめました』の熊本課長役で飄々とした知性派ベテランのイメージで広く知られた俳優で、劇作家としても岸田國士戯曲賞・読売文学賞を受賞しています。今回の山城祐蔵は伏見組周辺の役柄で、組の世代構造の中でベテラン層を担う立ち位置。これまでの知性派路線から1歩裏社会寄りに振った役柄で、劇作家としての言葉のキレと俳優としての間合いをどう見せるかが見どころになりそうです。

岩松了の出演履歴・実績

  • 1988年 戯曲『蒲団と達磨』── 第33回岸田國士戯曲賞受賞
  • 1993年 紀伊國屋演劇賞個人賞受賞
  • 1998年 戯曲『テレビ・デイズ』── 読売文学賞
  • ドラマ『時効警察』『時効警察はじめました』熊本課長役
  • 映画『東京の夜空はいつも最高密度の青色だ』ほか俳優としても出演多数

家守華江(依頼人サイド):渡辺真起子

家守華江は、九条の事務所が引き受ける案件の依頼人サイドのキャラクター。事件周辺の女性として、物語に厚みを加える役どころです。

演じる渡辺真起子は1968年9月14日生まれ、東京都出身の57歳。元ファッションモデルから1988年映画『バカヤロー!私、怒ってます』で女優デビュー後、園子温監督『愛のむきだし』、映画『64-ロクヨン-前編/後編』、ドラマ『最後から二番目の恋』『まんぷく』など、社会派・群像劇の常連として活動。2012年第55回アジア太平洋映画祭助演女優賞、2013年第7回アジア・フィルム・アワード助演女優賞と、アジア圏で評価の高い実力派です。

渡辺は園子温監督『愛のむきだし』、映画『64-ロクヨン-前編/後編』、ドラマ『最後から二番目の恋』『まんぷく』など、社会派・群像劇の常連として活動してきた俳優です。今回の家守華江は九条の事務所が引き受ける案件の依頼人サイドのキャラクター。是枝・園・諏訪敦彦らミニシアター系作家の作品で培った演技の細やかさが、本作の依頼人サイドの群像にどう乗ってくるかが見どころになりそうです。

渡辺真起子の出演履歴・実績

  • 1988年 映画『バカヤロー!私、怒ってます』女優デビュー
  • 2009年 映画『愛のむきだし』(園子温監督)
  • 2012年 第55回アジア太平洋映画祭助演女優賞
  • 2013年 第7回アジア・フィルム・アワード助演女優賞
  • 映画『64-ロクヨン-前編/後編』ドラマ『最後から二番目の恋』『まんぷく』ほか

市田智子(事件関連人物):菊池亜希子

市田智子は、本作の事件関連人物の1人。物語の周縁に位置しつつ、事件の背景に絡んでくる役どころです。

演じる菊池亜希子は1982年8月26日生まれ、岐阜県出身の43歳。女性誌『ku:nel』『mer』などでモデル活動を続けながら、2007年映画『東京の嘘』で女優デビュー、2010年映画『森崎書店の日々』で初主演を果たし、女優・モデル・編集・著者の四足のわらじで活動してきたマルチな俳優です。著書『菊池亜希子ムック マッシュ』シリーズなど、文筆業でも知名度があります。

菊池が選んできた映画・ドラマは、群像劇や社会派ドラマでの脇役を中心にした作品が多くなっています。今回の市田智子役は事件関連人物として物語の周縁に位置するキャラクターで、菊池がこれまで担ってきた役どころと近い系統の起用と言えそうです。

菊池亜希子の出演履歴・実績

  • 2007年 映画『東京の嘘』女優デビュー
  • 2010年 映画『森崎書店の日々』初主演
  • 女性誌『ku:nel』ほかモデル多数
  • 著書『菊池亜希子ムック マッシュ』シリーズ
  • 編集・著者活動と並行して映画・ドラマ出演

小山義昭(成人向け映像業界の経営者):長谷川忍(シソンヌ)

小山義昭は、成人向け映像業界の経営者の役柄。本作で芸人枠が担う重要キャラクターで、シリアスなクライム作品の中でエッジの効いた立ち位置を担います。

演じる長谷川忍は1978年8月6日生まれ、静岡県出身の47歳。お笑いコンビ・シソンヌのツッコミ担当で、2006年結成以降、コント『じろうとシノ』シリーズで演技力評価の高い芸人として知られてきました。第34回・第35回ABCお笑いグランプリ優勝、2014年キングオブコント優勝などの主要な賞を獲得、近年は俳優としても本格活動しています。

シソンヌのコント『じろうとシノ』で見せてきた「セリフの間合いと表情の絶妙さ」が、お笑い芸人の範疇を超えた演技力として評価されてきた長谷川。今回の成人向け映像業界の経営者役は、シソンヌのコント世界からは1歩踏み込んだシリアス系の役柄で、芸人としての観察眼を俳優としてどう活かすか試される配役です。シリアスなクライム作品にお笑い芸人枠を入れる本作のキャスティングは、原作の重い世界観に呼吸を作る役割を担う狙いと考えられます。

長谷川忍(シソンヌ)の出演履歴・実績

  • 2006年 お笑いコンビ・シソンヌ結成
  • 2014年 キングオブコント2014優勝
  • コント『じろうとシノ』シリーズで演技力評価
  • ドラマ『ボーイフレンド降臨!』ほか俳優活動
  • 近年Netflix・配信ドラマへの俳優出演が増加

曽我部聡太(違法薬物の運び屋):黒崎煌代

曽我部聡太は、違法薬物の運び屋役。本作の事件の中心にいる若手依頼人サイドのキャラクターで、物語に若さと脆さを持ち込む立ち位置です。

演じる黒崎煌代は2002年4月19日生まれ、兵庫県出身の24歳。レプロエンタテインメント所属で、2023年NHK連続テレビ小説『ブギウギ』村山愛助役(趣里の相手役)で本格デビューしたばかりの新進俳優。朝ドラの主人公の夫役で広く知られるようになり、2024年映画『きみの色』では声優としても活動の幅を広げています。

『ブギウギ』の村山愛助で見せた「真面目で優しい夫」というクリーンなイメージから、今回は違法薬物の運び屋という反対側の役へ──朝ドラの清廉な印象を背負った24歳の若手が、本作で犯罪に巻き込まれた青年として登場する配役は、ギャップそのものが見どころです。朝ドラ出身の若手俳優のキャリアの中で、本作の運び屋役は印象の幅を一気に広げる作品になりそうです。

黒崎煌代の出演履歴・実績

  • 2022年 レプロエンタテインメント所属
  • 2023年 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』村山愛助役で本格デビュー
  • 2024年 映画『きみの色』声優出演
  • 新世代の若手俳優としてCM・舞台にも

金本卓(違法薬物関係者):原田泰雅(ビスケットブラザーズ)

金本卓は、違法薬物関係者役。曽我部聡太(運び屋)と組んで動く、本作の事件の中心キャラクターです。芸人枠が担うもう1つの重要な配役で、長谷川忍とは別系統で芸人の俳優起用を試みた人選です。

演じる原田泰雅は1992年1月10日生まれ、大阪府岸和田市出身の34歳。お笑いコンビ・ビスケットブラザーズのボケ担当で、174cm超え110kgの体格を活かしたコント演技に定評がある芸人。2020年第9回ytv漫才新人賞決定戦優勝、2021年第51回NHK上方漫才コンテスト優勝、2022年キングオブコント優勝と、新人賞からキングオブコントまでを駆け抜けてきた勢いある芸人です。

原田はお笑いコンビ・ビスケットブラザーズのボケ担当で、2022年キングオブコント優勝後、テレビ・配信での俳優枠での起用が増えている芸人です。今回の金本卓は違法薬物関係者役で、曽我部聡太(黒崎煌代)と組んで動く事件の中心キャラクター。174cm超え110kgの体格を活かしたコント演技を、シリアスなクライム作品の悪役にどう乗せるかが見どころになりそうです。

原田泰雅(ビスケットブラザーズ)の出演履歴・実績

  • 2011年 お笑いコンビ・ビスケットブラザーズ結成(相方:きん)
  • 2020年 第9回ytv漫才新人賞決定戦優勝
  • 2021年 第51回NHK上方漫才コンテスト優勝
  • 2022年 キングオブコント2022優勝
  • 近年バラエティ・配信ドラマでの俳優枠出演増加

笠置雫(歌舞伎町徘徊女子):石川瑠華

笠置雫は、歌舞伎町を徘徊する地雷系女子の役柄。本作の現代日本の闇を象徴する若手依頼人サイドのキャラクターで、物語に都市の若者文化を持ち込む立ち位置です。

演じる石川瑠華は1997年3月22日生まれ、埼玉県出身の29歳。映画『君のことだけ見ていたい』(Hulu)、ドラマ『13』(フジテレビ)、石井裕也監督『茜色に焼かれる』、片山慎三監督『さがす』など、ミニシアター系・社会派若手女優として実力を見せてきた俳優です。新世代の社会派若手の代表格として、難役を演じる役柄が増えています。

石川は石井裕也監督『茜色に焼かれる』、片山慎三監督『さがす』など、ミニシアター系・社会派若手女優として現代日本の生きづらさを身体で表現する役を担ってきた俳優です。今回の笠置雫は歌舞伎町を徘徊する地雷系女子の役で、本作の現代日本の闇を象徴する若手依頼人サイドのキャラクター。石井裕也・片山慎三作品で培った身体の使い方が、Netflixの大作でどう拡大されるかが見どころになりそうです。

石川瑠華の出演履歴・実績

  • 映画『君のことだけ見ていたい』(Hulu)
  • ドラマ『13』(フジテレビ)
  • 映画『茜色に焼かれる』石井裕也監督作出演
  • 映画『さがす』片山慎三監督作出演
  • ミニシアター系・社会派映画の常連若手

深見雄平(事務所補助メンバー):水沢林太郎

深見雄平は、九条事務所まわりの補助メンバーを担う若手キャラ。事務所サイドの若手として、九条と烏丸を補佐するポジションです。

演じる水沢林太郎は2003年2月5日生まれ、埼玉県出身の23歳。子役時代から舞台・ドラマに継続出演してきた俳優で、映画『ブラック校則』(2019年)、ドラマ『俺の話は長い』『グッドワイフ』など20代俳優として連ドラ脇役で頻出。本作の23歳で、追加キャスト14人の中でも最年少です。

水沢は子役時代から舞台・ドラマに継続出演し、映画『ブラック校則』、ドラマ『俺の話は長い』『グッドワイフ』など学園もの・群像劇の脇役を担ってきた若手俳優です。今回の深見雄平は九条事務所の補助メンバーで、九条と烏丸の物語を支える立ち位置。23歳という追加キャスト最年少の俳優が、36歳の柳楽と30歳の松村の間でどんな立ち位置を作るかが見どころになりそうです。

水沢林太郎の出演履歴・実績

  • 2019年 映画『ブラック校則』
  • 2019年 ドラマ『俺の話は長い』『グッドワイフ』
  • 子役時代から舞台・ドラマに継続出演
  • 近年は20代俳優として連ドラ脇役で頻出

九条の大罪の制作陣のスタッフプロフィール

『九条の大罪』を支える制作陣7人を1人ずつ独立H3で詳述します。原作・脚本・監督3人・主題歌バンド・予告編ナレーターの構成で、原作者の真鍋昌平とTBS系トップ演出家の土井裕泰がNetflixでタッグを組むという、日本のクライムエンタメ史でも特筆すべき座組です。

原作の真鍋昌平

『九条の大罪』の原作は、2020年からビッグコミックスピリッツに連載中の真鍋昌平の長編漫画。はみ出し弁護士・九条間人を主人公にした法とモラルの揺らぎを描く作品で、ドラマ版もこの原作の世界観を忠実に踏襲しています。

真鍋昌平は1971年生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身の漫画家。1993年GOMES漫画グランプリでデビュー、2004年から2019年まで『闇金ウシジマくん』を連載し、社会の底辺にいる人々の生活と心理を克明に描いて第56回小学館漫画賞・第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門ソーシャル・インパクト賞を受賞した社会派漫画の第一人者です。

『九条の大罪』も真鍋作品の系譜にあり、『闇金ウシジマくん』が闇金融、本作が弁護士業界をテーマにしています。予告編ナレーションを担当する山田孝之は、2010〜2016年のドラマ・映画『闇金ウシジマくん』で丑嶋馨役を演じた俳優です。真鍋作品で長く向き合ってきた山田の声が、本作の映像世界にどう乗ってくるかが見どころのひとつになりそうです。

真鍋昌平の出演履歴・実績

  • 1993年 GOMES漫画グランプリ『ハトくん』でしりあがり寿賞
  • 1998年 アフタヌーン四季賞『憂鬱滑り台』で四季大賞
  • 2004〜2019年 『闇金ウシジマくん』ビッグコミックスピリッツ連載
  • 2010年 第56回小学館漫画賞一般向け部門受賞
  • 2020年〜 『九条の大罪』ビッグコミックスピリッツ連載中

脚本の根本ノンジ

脚本を担当するのは、社会派とエンタメを両立できる脚本家として知られる根本ノンジ。本作の九条間人の法とモラルの揺らぎを描く脚本に起用されています。

1969年2月2日生まれ、千葉県市川市出身の57歳。劇団の作・演出を経て構成作家として活躍後、2001年から脚本家として本格活動、2007年日本テレビ『セクシーボイス&ロボ』でドラマ脚本家デビュー。以降、地上波の人気枠を多数手がけてきた実力派です。

『相棒』『監察医 朝顔』『サ道』『ハコヅメ』『パリピ孔明』『正直不動産』、2024年NHK連続テレビ小説『おむすび』など、地上波のレギュラー枠で「社会の小さな現場」を丁寧に描く脚本を積み重ねてきた根本。本作のNetflixクライムは、地上波の文法から1歩踏み込んだ題材だが、これまで培ってきた社会派×エンタメのバランス感覚が活きる起用と考えられます。

根本ノンジの出演履歴・実績

  • 2007年 日本テレビ『セクシーボイス&ロボ』で脚本家デビュー
  • 『相棒』『監察医 朝顔』『サ道』脚本
  • 『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』『パリピ孔明』脚本
  • NHK『正直不動産』『初恋芸人』脚本
  • 2024年 NHK連続テレビ小説『おむすび』脚本

演出の土井裕泰

演出の中心を担うのは、TBSのエースディレクターと称される土井裕泰。本作の演出3人体制の中で、軸となる演出家として全体のトーンを設計しています。

テレビドラマ『愛していると言ってくれ』『ビューティフルライフ』『GOOD LUCK!!』『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』など、TBS日曜劇場系を中心に主演級ヒット作を量産してきた存在。映画監督としても『いま、会いにゆきます』『涙そうそう』『花束みたいな恋をした』など、興行的にも批評的にも成功した作品を多数手がけています。

TBS日曜劇場の王道エンタメ演出で培ってきた「俳優の魅力を最大限に引き出す静かな演出」が土井の最大の強み。今回はその王道演出を、Netflixのクライム10話という1歩外した場所に持ち込む挑戦になります。日曜劇場の演出を熟知した監督が、Netflix尺の長尺サスペンスをどう料理するか──本作の最大の演出的見どころです。

土井裕泰の出演履歴・実績

  • ドラマ『愛していると言ってくれ』『ビューティフルライフ』『GOOD LUCK!!』演出
  • 2016年 ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』演出
  • 2017年 ドラマ『カルテット』演出
  • 2021年 ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』演出
  • 映画『いま、会いにゆきます』『涙そうそう』『花束みたいな恋をした』監督

演出の山本剛義・足立博(担当回演出)

山本剛義・足立博の2人は、土井裕泰と並ぶ本作の演出陣3人体制で、担当回を分担する役割を担います。Netflix10話一括配信作品では、メインの演出家がトーンを設計し、複数の演出家が各話の具体演出を回すのが定型で、本作もその構造です。

2026年5月時点では、両名とも公式から詳細な過去作リストが限定的にしか発表されていません。本作の演出陣の中での担当回は、配信開始後の各話クレジットで確認できます。メインの土井裕泰がトーンを設計し、山本・足立が担当回で具体演出を回すのが定型で、各話の演出の違いを楽しめる構成になっています。

山本剛義・足立博の出演履歴・実績

  • 2026年 Netflix『九条の大罪』演出(土井裕泰と3人体制)
  • 詳細な過去作リストは公式は未公開としています

主題歌「Dogs」の羊文学

主題歌「Dogs」を担当するのは、塩塚モエカ(Vo/Gt)と河西ゆりかが中心のオルタナティヴ・ロックバンド・羊文学(ひつじぶんがく)。本作のために書き下ろされた新曲で、ミュージックビデオは映画監督の石井岳龍が手掛けています。

羊文学は2011年に塩塚モエカが中学3年時に結成、メンバーチェンジを経て2017年から3人体制、2020年メジャーデビュー、2025年末にフクダヒロアが脱退して現在は2人組で活動。代表曲は「もうわかってる」「more than words」「光るとき」(アニメ『平家物語』OP)「1999」など、透明感ある塩塚モエカの声と轟音ギターの組み合わせが特徴のバンドです。

これまで『平家物語』『チェンソーマン』などアニメ・ドラマ主題歌で「物語の世界観を音で立ち上げる」役割を担ってきた羊文学。アニメ主題歌の文脈から、本作のNetflixノワール作品の主題歌へ──塩塚モエカの声質と九条の世界観のノワール感がどう重なるかが、聴きどころです。書き下ろし新曲「Dogs」のタイトル自体が九条のブラックサンダーを連想させる仕掛けで、原作世界と音楽の繋がりが意識された起用です。

羊文学の出演履歴・実績

  • 2011年 塩塚モエカが結成
  • 2017年 3人体制で本格活動開始
  • 2020年 F.C.L.S.(ソニー・ミュージックレーベルズ)よりメジャーデビュー
  • 2022年 アニメ『平家物語』OP「光るとき」
  • 2026年 Netflix『九条の大罪』主題歌「Dogs」書き下ろし

予告編ナレーションの山田孝之

予告編ナレーションを担当するのは、原作者・真鍋昌平との縁が深い山田孝之。本編への映像出演は2026年5月時点で未発表ですが、原作者の代弁者としてのナレーション起用は本作のサプライズ的キャスティングの1つです。

山田孝之は1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身、研音所属の42歳。1999年連続テレビ小説『あすか』で本格デビュー、2005年ドラマ・映画『電車男』山田剛司役で広く知られ、2010年から2016年まで真鍋昌平原作『闇金ウシジマくん』のドラマ・映画版で主役の丑嶋馨を10年以上演じ続けた俳優です。『勇者ヨシヒコ』シリーズ主演、『カイジ 人生逆転ゲーム』ほか主演級多数。

『闇金ウシジマくん』で真鍋作品の世界観を体現してきた山田が、その続編的位置づけの本作で予告編ナレーションを担うのは必然の流れ。原作ファン・ウシジマファンに向けた「同じ世界観の作品です」というメッセージを、山田の声が体現しています。映像出演こそ未発表ですが、予告編で流れる山田の声を聞くだけで、本作が真鍋ワールドの正統な系譜にあることが伝わる起用です。

山田孝之の出演履歴・実績

  • 1999年 連続テレビ小説『あすか』本格デビュー
  • 2005年 ドラマ・映画『電車男』主演(山田剛司役)
  • 2010〜2016年 ドラマ『闇金ウシジマくん』映画版主演(丑嶋馨役)
  • 2011〜2019年 ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ主演
  • 2026年 Netflix『九条の大罪』予告編ナレーション

九条の大罪のキャスト陣の見どころ・共演

『九条の大罪』のキャスト陣の見どころは、何より柳楽優弥と松村北斗のW主演格の初共演。柳楽優弥36歳と松村北斗30歳の6歳差で、観察者と被観察者の主従関係を演じます。両者は本作が初の本格共演で、初顔合わせ作品としても注目度が高い座組です。

ムロツヨシは、過去にNetflix作品『地面師たち』のハリソン山中役で「日本のNetflixドラマで圧倒的な悪役」を演じた直後に、本作で再びNetflixの悪役枠に登板。Netflixのキャスティング側がムロツヨシに置く信頼の厚さを、続けて見る格好になります。

生田斗真の検事役は、近年の『土を喰らう十二ヵ月』『窮鼠はチーズの夢を見る』などで増やしてきた「クールで知性派の役」の系譜にあり、ジャニーズアイドル時代のキャラクターからの脱皮の延長線上に置けます。町田啓太のアウトロー集団のリーダー役は、劇団EXILE出身という出自から想像できる「肉体派の若手」のイメージを、本作でどこまで知性派サイコパスとして書き換えるか──そういう俳優キャリアの転換期として観られる役どころです。

サプライズ性のあるキャスティングとして注目されるのが、予告編ナレーションを担当する山田孝之。原作者・真鍋昌平との『闇金ウシジマくん』からの縁で抜擢された経緯がNetflix公式から発表されています。長谷川忍(シソンヌ)、原田泰雅(ビスケットブラザーズ)といったお笑い芸人枠が本編にどう絡むかも、シリアスなクライム作品にコメディアンを入れる配役として注目される要素です。脚本の根本ノンジ、監督の土井裕泰がNetflixでクライムを撮るという組み合わせ自体が、日曜劇場のキャスティング・演出を熟知した監督が、その王道から1歩外したところでどう作るのか、という見どころを生んでいます。

過去の作品を観返すと面白いのですが、土井裕泰の演出と真鍋昌平の世界観は本来かなり水と油で、『花束みたいな恋をした』と『闇金ウシジマくん』のあいだに普通は橋が架かりません。それを無理に繋ぐ橋脚として柳楽優弥36歳が選ばれたのではないか、というのが筆者の見立てです。『誰も知らない』の少年が大人になって日曜劇場の優しさとNetflixの暗さの両方を吸収できる俳優に育っているからこそ、この座組は成立している——21人の中心に柳楽がいる必然はそこにあると感じています。同世代の他俳優では、ここまで対極の文脈を一枚絵で繋げる説得力は出ないはずです。

九条の大罪のキャストに関するよくある質問

出てる人は誰?メインメンバーは何人?

『九条の大罪』に出てる人は、総勢21人。主演の柳楽優弥に、メインメンバー6人(松村北斗・池田エライザ・町田啓太・ムロツヨシ・音尾琢真・生田斗真)を加えた主要7人がメインメンバーです。これに2026年1月25日解禁の追加キャスト14人(後藤剛範・吉村界人・水沢林太郎・田中俊介・岩松了・渡辺真起子・菊池亜希子・長谷川忍・香椎由宇・光石研・仙道敦子・黒崎煌代・原田泰雅・石川瑠華ほか)が加わって、合計21人体制。主要メンバーは7人、全体は21人、と覚えておけば検索意図はだいたいカバーできます。

主題歌・ナレーションは誰が担当?

主題歌は羊文学の書き下ろし新曲「Dogs」。ミュージックビデオは映画監督の石井岳龍が手掛けています。予告編のナレーションは俳優の山田孝之が担当しており、原作者・真鍋昌平との縁から抜擢された経緯がNetflix公式から発表されています。本編内のナレーション担当については、配信開始後に確認できます。

続編・スピンオフの出演者は?

続編・スピンオフは2026年5月時点で公式発表されていません。Netflix作品の慣例として、シーズン1の世界視聴と評価を見てからシーズン2の制作が判断されるパターンが多く、続編出演者についても現時点では未確定です。シーズン2が制作される場合、主要7人+追加14人のうち誰が継続出演するかが続編発表時の焦点になります。

まとめ|九条の大罪のキャストの魅力

『九条の大罪』のキャストは、主演の柳楽優弥を中心に、W主演格の松村北斗、ヒロインの池田エライザ、ライバル役の町田啓太とムロツヨシ、メンバーの音尾琢真・生田斗真の主要7人+追加14人の合計21人体制。原作・脚本・監督・主題歌・予告編ナレーションまで含めた制作陣の組み合わせも、本作の見どころを構成しています。

キャスティングの核心は、九条という「本流から外れた弁護士」を中心にした相関図に、世代差を相関図そのものに流し込んだ年齢の階段。検察・組・警察を同世代帯のベテランで固め、若手2人が真ん中で動き回る構図は、原作の重層的な事件構造をキャストの世代差で支える設計です。光石研64歳から水沢林太郎23歳まで51歳の年齢幅をひとつの相関図に並べた配役は、Netflixが「日本のクライム作品でこれだけのキャスト力を集めた」という証明そのものとも言えます。

各キャストの初登場話は、本記事の早見表に公式発表または配信内容で確認できた範囲のみ掲載しています。キャスト個別の経歴や役柄のさらに細かい情報については、下記の関連記事もあわせて参照してください。

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この記事を書いた人

ドラマ・映画のキャスティング考察を専門にする編集者。俳優のキャリア軌跡・過去作との連続性・脚本家や演出家の作風・事務所動向を組み合わせて「なぜこの俳優がこの役なのか」を読み解いている。

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